あま市木田小島55番地
11月24日。4年生は校外学習に出かけました。天候は晴れでしたが、かなり肌寒い日でした。 8:30、美和小学校を出発し、第一の目的地である尾張西部浄水場に向かいました。浄水場については、1学期に勉強したので少し時間が空いてしまったけれど、しっかりと説明を受け、施設を見学することができました。 伊吹おろしが吹きすさぶ中、フロック形成池や沈でん池、浄水池など、水がきれいになっていく様子を実際に見ることができました。あの汚い水があんなにきれいになるとは…。家庭や学校に届くまで、薬品による検査だけでなく、金魚による検査も経て届いているなんて驚きました。我々が飲み水として使える水は、地球にある水のうち約1%しかありません。それでも、私たちは常に水を必要としています。一人当たり、だいたい250Lの水を一日に使うとおっしゃっていました。それが何万人もの人が使うと、1日に必要な水の量は膨大な量になります。そう考えると、浄水場に休みはありません。最後の説明で、しょうゆ大さじ1杯をきれいにするには水が500Lもいることや、天ぷら油0.5Lをきれいにするには16,800Lもの水が必要になるということにも驚きました。 私たちは、水をもっと大切なものとして使うべきだと改めて思いました。 「あいちの水」・クリアファイルをお土産にいただき、10:45、浄水場を後にしました。次の目的地は「輪中の郷」。途中、千本松原、船頭平こう門を見て、11:20に輪中の郷に到着しました。かなり早めに到着したので、遊ぶ?時間がたっぷりとれました。 12:45、集合時間通りに全員集まれたのはよかったものの、「トイレ行ってもいいですか?」という人が何人かいたのは少し残念でした。輪中の郷の館内に向かい、そこで係員の人からかなり厳しく見学の注意を受けました。「どうしてこんなに厳しく言われるのだろう?」と疑問に思っていましたが、どうやら数週間前に来た学校の児童がたくさんの展示物を壊してしまったようです。今でも修理しきれていないそうです。昔の人の知恵や物を後世に残していきたい、子どもたちに知ってもらいたいと大切に保管されている物なので、どういう気持ちで見学すればよいか、子どもたちは考えて見学することができました。 700年頃の愛知県 宝暦治水工事 ヨハネスデレーケによる工事 三川分流工事、低地の暮らし、伊勢湾台風、水屋、輪中、昔の道具など、たくさん勉強することができましたね。今から1,300年前は、あま市は海だったということにとても驚きました。この先、海面上昇が10年で80cmもあがってしまっては一体どうなってしまうのだろうか…不安になりました。 やはり、社会の学習では、本物を見ることが一番勉強になると考えています。これから、しっかりと校外学習のまとめを行っていこうと思います。