あま市の特色ある学校づくり事業の予算で、甚目寺小学校では毎年、波の会の皆様にストーリーテリングをしていただいてます。今日は、1~3年生で実施しました。後日、4~6年生も行います。どのクラスも1時間ずつで、5つぐらいのお話をしていただきます。ストーリーテリングでは、読み聞かせのように、本を持っては行いません。ちょうど落語のようにすべて物語を暗記して語ってくれます。
ずーっと昔は、夜寝る前に母親やおばあちゃんが昔話を語ってくれていた時代がありました。今のようにゲームやテレビなど他にあまり娯楽のない時代は、子ども達にとっては、夢のような時間であったに違いありません。よく、「一番のごちそうは、空腹である」と言われます。今のように情報があふれ、刺激の多い時代には、なかなか本のありがたみを感じることは難しいようです。昨日の報道では、今や大学生の半数近くが、1日の読書時間の平均が0分だそうです。書店の数も10年前の半数に減ってしまったそうです。今日のような機会を通じて、本に親しむ子が増え、貴重な文化遺産を次世代に受け継いでいって欲しいと思います。
