算数は積み上げの教科です。今日2年生の教室では九九の3の段、4の段の学習をしていました。6年生の教室では、速さを求める問題に挑戦していました。表からA駅からC駅までにかかった時間(分)と距離(km)を読みとり、時速を求める問題でした。分を時間に直し、分数のわり算ができないと解けません。5年生は帯分数を含む異分母分数のたし算を学習していました。けっこう難しい問題でしたが、みんな真剣に取り組んでいました。
6年生の学習は、5年生の学習内容が身に付いていないと解けません。5年生の学習内容も、もちろんそれ以前の学習が基礎となっています。どうにか一人も落ちこぼすことなく次の学年に送られるよう、友達どうしで教えあったり、少人数指導を取り入れたりして工夫しています。1・2年生は、中心となって全体の授業を進める先生とつまづきのある子を個別に指導する先生と二人で指導しています(TT指導)。3年生以上は、クラスから何人かずつじっくり指導したい子を取り出して、できるだけ少人数の中で指導(少人数指導)しています。どうしても教員の数がそれだけ多く必要となります。限られた予算の中で市でも講師を雇っていただきながらなんとか対応している状況です。多くの市民の方の理解を得ながらなんとか教育予算が増額されていくことを願っています。
