算数は積み上げの教科なので、今学習していることが分からないと来年の内容もなかなか理解できません。それが重なっていくとどんどん借金がたまったような状態になり、中学校へ行ったら,授業がただ我慢してじっとしているだけの苦痛な時間になってしまいます。それでは学校が楽しくありません。それだけに、校内を回っていても算数をやっているクラスでどうしても足が止まります。
今日は、6年生で「変わり方を調べて」という学習をしていました。50円と80円の絵はがきを合わせて20枚買って、1240円払うときのそれぞれの枚数を求める問題です。中学生になれば、xyを使った文字式で簡単に解ける問題ですが、小学校の段階では具体的な場合を表に書きながら、変わり方の法則を見つけて解いていきます。
子供たちのノートを見ていると表に書く子、式だけでできる子などいろいろです。大切なことは、できることから手をこまねいていないで考えることです。「例えば・・・」と具体的に考えたり、順番に考えたり、図や表にしたり、簡単な場合で考えたりとさまざまな引き出しをもっていることが大切です。わからない子も友達に聞きながら、どの子もみんな一生懸命に取り組んでいました。解けていた子にどう考えたか説明してもらったら、ちゃんと説明してくれました。しっかり理解できています。わからない問題がやっと解けたときの達成感をみんなに味わってほしいです。
