今、5年生が古文の暗唱に挑戦しています。日本古典の代表作、おなじみ徒然草・平家物語・奥の細道・竹取物語です。物忘れが激しく、昨日食べたものもなかなか思い出せない今日このごろですが、子どもの頃に覚えたものは不思議と忘れません。平家物語などは、とてもリズムが良く、小学生の頃は意味などわからず、ただ丸暗記した(させられた?)ことを思い出します。でもそれが大切なのだと思います。大人になって、四季の美しい日本の風土が育む無常観やもののあはれなどが、口をついて出てくる古文の名文とともに感じられるときがきっと来るのだと思います。旅先などで、芭蕉の句などがふっと思い出せるのと、そうでないのとでは、旅の感動や感傷がきっと違ってくることでしょう。
各クラスで、「対話的な学び」を少しずつ始めています。