12月の全校朝会を行いました。
校長先生が出張で不在のため、教頭先生が代わりに人権講話を行いました。
◎ 教頭先生のお話(人権講話)
12月4日から10日までは人権週間といって、みんなが幸せで、平等な社会をつくるために、一緒に考え、行動する大切な時間です。人権とは、私たちが生まれながらにしてもっている、みんなが平等で大切にされる権利のことをいいます。今日はその人権について少しお話をしたいと思います。
今日は今年の夏にパリで行われた「パラリンピック」の話をします。パラリンピックは、体に障がいがある選手たちが集まり、すごい技を見せてくれるスポーツの大会です。今年のパラリンピックでは、車いすラグビーという競技で、日本の選手たちが初めて金メダルを取ったことがとても話題になりました。
車いすラグビーは、車いすに乗った選手たちが、ボールを持って相手のゴールを目指して戦うスポーツです。選手たちは、車いすを使って激しいプレーをして、とても速く動き回ります。選手たちは体が思うように動かなくても、あきらめずに一生懸命に戦い、みんなで協力し合い、支え合ってゴールを目指しました。そして、見事に金メダルを取ったのです。
パラリンピックの選手たちは、どんな障がいがあっても、決してあきらめずに自分の可能性を信じて努力を続けているのです。彼らは「できること」を精一杯やり、「できないこと」を工夫して挑戦し続けました。選手たちが見せてくれたように、「できることを精一杯頑張る」「他の人を応援する」「協力すること」が、人権を大切にすることにも繋がります。みんなが困ったときは、周りの人が助けてあげたり、声をかけてあげたりすることで、みんなが幸せに過ごせる学校になると思います。
みなさんの回りに困っている子、悩んでいる子、助けを求めている子はいませんか?そんなとき、思いやりをもって、優しく手を差し伸べることができる人であってほしいなと思います。
そして、みんなには「自分を大切にする」という人権もあります。自分が嫌だなと思うこと、つらいと思うことは、ちゃんと言葉にして伝えることが大切です。もし、悩んでいたり、困っていたりすることがあったら、先生や家族に相談してみてください。それは、自分の人権を守るためにとても大事なことです。
みんなで力を合わせて、学校やクラス、家庭でも人権を大切にしましょう。そうすれば、みんなが笑顔で過ごせる素敵な学校になると思います。
また、担当の先生からは、12月の生活目標である「学校を美しくしましょう」について話がありました。
ごみを見つけたら進んで拾ったり、机やロッカーの中の整理整頓ができるといいですね。また、12月は一年の最後の月になります。よい年を迎えるためにも、みんなで力を合わせて、普段使っている教室や廊下等をきれいに掃除ができるとよいと思います。