4年生が算数で、[何倍になるかを考えて」の学習をしていました。「もとの量の何倍の何倍だから、合計何倍になるから・・・」とまずもとの量の何倍かを求めてから、一気に求める方法と、「まずもとの何倍だから○○はいくらかを求めて、さらにその何倍だから・・・」と順々に求めていく方法の2通りを学習しています。ここで大切なのは、自分のやりやすい方法で答えを求められるだけでなく、2通りの方法で求められることです。
6年生でも「割合」の学習で、2つの値ともそれぞれに割合をかけて求める方法と全体から求められた一方の値を引いてもう一方の答えを出す方法を学習していました。これもどちらの方法でも解いてみることが大切です。
小学校のテストでは、時間がなくて最後までできないということはほとんどありません。それよりもうっかりミスや考えちがいで間違えることが多いです。そこで、テストでも2通りの方法で求めて確認することで、間違い発見力が身に付いていきます。速さを競うよりも正確さや、考え方の広がりがとても大切です。どんな問題にももっと違う方法で求められないかなと考えられる子に育ってほしいです。そして、2通り以上の方法で求めて、いつでも正解を確認できる習慣を身に付けてほしいと思います。