二日続きの冷えこむ朝でした。雪も昨日よりは少し多く残ったようです。今朝、西門の南京錠を開けようとしたら、かぎ穴に氷が固まっていて、かぎを中に入れることができず、職員室までお湯を取りに戻らなければいけませんでした。
登校指導中、「滑りやすいから、ポケットから手を出して」と声をかけましたが、やっぱり転ぶ子がいました。幸い、大人の注意を素直に聞ける子だったため、転んでもけがはありませんでした。不思議なもので、注意を聞かず、わざとスリップをしてふざけている子に限って、ころんだりはしません。注意を無視して転んだら恥ずかしいし、叱られるという思いから、よっぽど気をつけていたのかもしれませんが・・・。
大人の注意を聞かない時に、どこまで強く言い聞かせるかを迷うことがあります。時には口に出して注意をすべきか、だまって見守るべきかも迷います。きっと家庭のしつけでも同じような経験はあるのではないでしょうか。人に迷惑になるようなことや命の危険があることは、厳しく言い聞かせる必要がありますが、何でもかんでも転ばぬ先のつえで、大人が先回りをしてばかりでも成長できません。あえて失敗をさせることで自分で痛い目にあって、自分で気をつけるようになったり、アドバイスを素直に聞き入れることの大切さに気づかせたりしていくことも時には必要かなとも感じます。進路の選択や将来に向けての努力など、後から取り返しの付かないことで後悔させないないために、自分の頭で考え、判断し、責任をもっていくという姿勢を、日々の小さな経験から学ばせることで、今のうちから育てていきたいです。
