主体的・対話的で深い学びが求められるようになり、確かに教科書の内容も変わってきました。2年生の教室では、「6×4のもんだい」をつくることが課題でした。これまでの多くの算数の問題がそうだったように、答えは一通りではありません。たくさんの答えがある中で、正解かどうかを評価するのは全員一律の一斉授業ではできません。1対1の個を大切にした授業が求められます。幸いあま市は市の予算で多くのスクール・サポーターを雇用して頂いています。今日も教室には二人の教師が対応していました。国の方でも、限られた予算の中ですが、欧米並みにもう少し教育への予算を厚くして頂き、少人数学級への移行を真剣に検討してほしいと思います。
隣のクラスでは、自分が好きな楽器を選んで、いくつかあるリズムから好きなものを選んで演奏するという音楽の授業でした。どちらの授業にも共通するのは、自己の興味で、課題を選びながら学習を進められるという点です。自己選択の機会があたえられることは、主体的な学習には欠かせません。授業にどんどん新しいことが求められている中で、教育の制度や体制がこれまでのままというのは、少し難しいように感じます。
