今日は、4年生のクラスで国語科の研究授業をしました。本校は3年ほど前から現職教育のテーマとして、「相手の気持ちを考え、主体的にやり取りできる児童の育成をめざして」います。年度当初は、コロナの影響で話し合い自体が十分行えず、研究もなかなか進みませんでしたが、少しずつ通常に戻りつつあります。
今日の授業は、前時に行った「クラスを明るくするために」の話し合いをふり返りながら、次の話し合いに向けて、「よりよい話し合いの準備をしよう」というのがねらいでした。それぞれの役割ごとに「よりよい話し合いの進め方表」に沿って反省をし、改善点とその解決方法をグループで話し合いました。参観する側としては、前時の話し合いの方を見てみたかったなという思いもありましたが、Xチャートに意見を集約しながら真剣に話し合いをしていました。班での話し合いは特に子ども同士の信頼関係ができていないとなかなか進まないことが多いのですが、司会の子を中心に意見をまとめようとみんな協力していました。4年生の学習目標は、出された意見に対する自分の考えとの共通点や相違点を意識しながら話し合うことです。今日の全体での話し合いも、出された意見に対する考えをお互いに出し合いながら話し合いが深まっていくとさらに良かったと思いました。しかし、限られた時間の中で司会・参加者・記録・提案者とさまざまな立場に対する意見交流が必要だったため、難しかったようです。
本時に確認できたことを生かして、次回の話し合いはさらに深まっていくことを期待したいです。
