愛知県を代表して、美和小学校6年生がユニセフによる出前授業を受けることとなりました。
ユニセフってなあに?
名前は聞いたことがあるけど、なにかは知らない。
初めは、そんなことを言っていた子どもたちですが、ユニセフからいただいた手帳を読んでいくうちに、子どもたちから笑顔が消えました。世界の子どもたちの中には、風邪や下痢など、治らない病気ではないのにそれが原因で命を失ったり、きれいな水が飲めなかったり、学校に行けなかったり・・・自分たちとあまりにもかけはなれた生活をしている子どもたちが多くいることを知り、胸が痛くなりました。
その後、体育館で行われた出前授業。ユニセフ協会の方によるお話はとても衝撃的でした。

「5秒数えたら大きな声で返事をして手を挙げてね」
何も知らずに笑顔で手を挙げていたけど・・・・・・この速さで5才未満の子どもたちが一人ずつ亡くなっていると知り、ショックでした。

水を入れると15kgにもなる水がめ。重いし、水がタプンタプンと揺れてこぼれます。
長い長い山道を、これを一日何往復もして家族のために運びます。そのため学校にも行かれません。つらいだろうなぁ。

蚊帳の体験。トトロで見たことがあるけど、体験したことのある子はわずか。
マラリアなど、虫に刺されたことで感染していく病気を予防するため、蚊帳を使うようユニセフの方々が現地で指導されているそうです。1つ300円。わたしたちの募金でたくさんの蚊帳が買えそうです。
<子どもたちの感想より抜粋>
ぼくたちもできることをやって、世界の子どもたちの役にたちたい。
自分の命を大切に、精一杯生きたい。
自分がいかに幸せかがよくわかった。
一人でも多くの子どもたちの命を助けたい。
恵まれている私の毎日。食べ物をちゃんと食べ、一生懸命に生きようと思う。
食べ物を無駄にしてはいけない。
私もなにか力を貸したい。
45分という短い時間でしたが、子どもたちは多くのことを知り、感じ、これからの自分のあり方をじっくりと考えることができました。