毎年、この時期になると元勝幡小学校長の鈴木公司先生を講師にお迎えし、経験年数の少ない先生で授業研究会をします。教科は算数です。今日は1年生の授業でした。1年生の授業を1時間最初から最後まで参観するのは久しぶりなので、1年生の子達がどのくらい成長したかを楽しみに見せてもらいました。
今日の学習のめあては順序数を集合数にとらえ直して、並んでいる人数をもとめることです。その際に図に表して考えることもめあてです。先日の現職教育で学んだ導入の工夫を活かしながら児童に興味付けをし、問題提示からめあての確認までとてもスムーズでした。
本時の課題は「ももかさんは前から3番目に並んでいます。ももかさんの後ろには9人います。みんなで何人並んでいますか」という問題です。分かっていることや求めたいことをみんなで確認した後、個人解決の時間を取りました。最初は思った以上に図が書けない子が多いと感じました。これは、算数の学力というよりは、国語力あるいは生活力の不足かなと感じます。それでも個々に○を付けながらの先生の指導や前でのミニ授業のおかげでほとんどの子ができるようになりました。
その後、3人のグループになり意見交換を12分しました。1年生にはまだ3人の話し合いは難しかったかもしれません。2人の意見交換を6分程度でもよかったと思います。今日の授業後の反省会で話題となりそうです。続いて全体での話し合いでは、指名された子がホワイトボードに考えを書き、先生の支援を受けながら説明をしていました。みんな納得をしながら聞いていました。もし先生の助けを借りず一人でしたら、どのくらいの説明ができたか聞いて見たい気もしました。
その後の適用題ではほとんどの子が図も式もしっかり書けていました。今日の学習の成果と思います。最後のふり返りでもよくわかったと自己評価していた子がほとんどでした。6月からの半年間の成長を目の当たりにし、しっかり積み上げがされているなと感じました。
