今年は、コロナの影響で、総合的な学習の時間の活動が十分にできませんでした。本校の教育活動の柱であるESDの取り組みも多くの制約の中で難しい1年でした。例年行っている総合学習発表会を行えず、目標を見失ってしまったこと、高学年が行っている夏休みの取材活動ができず、追究活動が思ったように進まなかったことなど苦しい1年でした。
そんな中ですが、今年度は最高学年である6年生が、6年間のESD活動の集大成として、論文集を作成することを目標に頑張ってきました。
自ら課題(テーマ)を設けて、それを追究し、まとめと考察をしていくという初めての挑戦が続きました。ようやく原稿の完成に近づいてきたようです。早くに完成した子は啓発ポスターの制作などをしている子もいました。児童は手さぐりの中、試行錯誤の毎日であったろうし、6年生の担任も一人一人個別の対応が必要で大変だったようですが、きっと得るところは大きかったと思います。冊子ができあがってきたら、この1年の学びと共に大きな財産になると思います。
