一昨日、昨日の2日間にわたって、大学入学共通テストが全国で行われました。これまでのセンター試験とはどう変わったのかと思い、専門が社会科なので、ためしに新聞に掲載されていた日本史Bの問題を解いてみました。
まず、単に知識を知っているだけでは解けない問題がこれまで以上に増えたなと感じました。いかに限られた時間内で解答に必要な情報を読み取るかという読む力がためされています。また、資料が豊富に準備されているので、文と文、表の数字や地図と文を結びつける力も必要です。さらに、マークシートの選たく制なので、結局消去法で正しい答えを残していくことになるため、あいまいな知識だと役に立たないという感想を持ちました。
入学テストなので、どうしても差がつくように出題しないといけません。これまでのような重箱のすみをつついたような細かな知識を必要とする問題でなく、その時代の特色や歴史事象の流れや背景から思考し、判断できる問題が増え、全体として今、求められている力に沿う形の問題に変わってきたと思います。良い傾向だと思いました。
今日も各教室で国語の授業が行われていました。今から読む力を地道に伸ばしていってほしいと思います。ご家庭でも本好き、読書好きの子を育てることが大切だと思います。国公立大の2次試験では、記述問題は今後増えてくることが予想されるため、まとまった文章を書く力も大切です。そして、この傾向は、6年生で行う全国学力テストも同じです。高校入試も最近同じ傾向を感じます。
