今日の3時間目に、甚目寺に昔から伝わる説教源氏節を6年生が見ました。ESD活動の一環として、伝統文化体験でここ数年お招きしているようです。お話を聞くと、もともとはお寺での説教から始まったのだそうです。江戸時代の末期には、庶民の間で圧倒的な人気を博したそうです。その後、蓄音機や活動写真・ラジオなどの出現により、庶民の娯楽が広がると、徐々に衰退をしていったようです。
「甚目寺説教源氏節」は、昭和38年の公演が最後となり、昭和50年に最後の家元が亡くなり、一端とだえてしまいました。今は人形劇サークル「もくもく座」が復興に立ち上がり、ほとんどボランティアで伝統をつないでいるそうです。練習は毎週1回、甚目寺の公民館を借りて行っているそうです。今後、後継者が途絶えないかと心配されていました。公演を見た子供たちはとても喜んでいました。今日の公演を見た子たちから、伝統を引きついでくれる子が現れないかと期待をしています。