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2022/05/23

【3年生】道徳

| by 一般
 3年1組で道徳の研究授業を行いました。この授業の主題は「相手を思いやって」。資料は道徳の読み物『わたしたちの「わ』です。
 車いすを使って生活をしているひろみさんのために、クラスのみんなはひろみさんの役に立ちたいと思っています。ひろみさんが困っているときにはすぐにひろみさんのところへ行き、手伝ってあげています。しかし、最近のひろみさんは、手伝ってあげても「ありがとう」は言うものの、なぜか暗い顔をするのです。ある日、ひろみさんの落としたノートを拾ってあげようとしたとき、ひろみさんは「いいよ、自分で取るから」といつになく強い声で言ったのです・・・。

<大型提示装置で資料を共有します>


T:ひろみさんが本棚の本を取ろうとしているよ。みんなならどうしますか?
C:取ってあげる。
C:ぼくなら、まず「どうしたの?」って聞くよ。


T:ひろみさん、どんな気持ち?
C:うれしい。取ってくれてありがとうって思うよ。
T:取ってあげた子はどう?
C:役に立ててうれしい。
C:「ありがとう」って言われてうれしい。

T:ひろみさんがノートを落としちゃったよ。さぁ、あなたならどうしますか?



「拾う」「拾わない」タブレットの心情メーターに理由とともに自分の意見を書きこみます。

今度は先生がひろみさん役をします。
T:いいよっ!自分で拾うからっ!
C:なんで?なんで断るの?
T:とってあげることは親切ではないの?
C:親切。
T:でも、ひろみさんの態度は・・・。みんなならどうする?拾う?拾わない?

「拾ってあげることも、拾っている場面を見守ってあげることも親切」だという意見が多く出てきました。「拾う」親切と「拾わない」親切の、どこが同じでどこがちがうのだろう?
子どもたちは一生けん命考えました。

小学校中学年の「親切、思いやり」に関する項目の内容は、「相手のことを思いやり、進んで親切にすること」です。低学年の内容に「相手の気持ち」をプラスして考えます。困っている人に出会ったら「どうしたの?」「手伝おうか?」こんな言葉をかけられるといいですね。
13:08

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