

2時間目の休み時間に避難訓練を行いました。今回の訓練の目的は、大地震発生時の身の守り方を知り、休み時間中の避難訓練を通して、自ら考えて敏速かつ安全に避難できる力を身に付けることです。今回は、児童に訓練の日時を事前に予告せずに、訓練を行いました。運動場、教室、廊下、階段と各々の場所で、どこにいても自分の命は自分で守ることができるように、以前学習したシェイクアウトの姿勢をとることができました。万が一の場合にも、より最適な避難行動をとることができるように、今後もいろいろな場合の避難訓練を体験させていきたいと思います。ご家庭でも、災害に対する備えや避難経路・避難場所の確認など、子どもたちと防災について話し合っていただけると幸いです。
◎ 校長先生のお話

今日は避難訓練にしっかり取り組んでくれて、ありがとうがとうございます。
みなさんも知っているように、日本では地震や台風など、自然災害がいつ起こるかわかりません。避難訓練は、もしも本当に災害が起きたときに、自分の命を守るためにとても大切な練習です。
特に、みなさんが住んでいる愛知県は、南海トラフ地震という大きな地震がいつか発生する可能性がある場所です。この地震はとても強い力で発生すると言われていて、津波も発生するかもしれません。だからこそ、今日の避難訓練のように、自分の命を守るための行動をしっかりと覚えておくことが大切です。
今日、みなさんが行ったことは、「自分の命を守る」ことだけでなく、「友だちや家族の命を守る」ためにも大事なことだと思います。もし災害が起きたとき、みんなが落ち着いて、正しい行動をとることができれば、周りの人たちも安心するし、一緒に助け合うことができるとおもいます。。
ここで、みなさんに一つ覚えておいてほしいことがあります。それは、「命を守るための約束」です。まず、「頭を守ること」。次に、「指示をよく聞くこと」。そして最後に、「決して慌てないこと」。これを忘れずにいてくださいね。
今、私たちは平和な日常を過ごしていますが、災害がいつ起こるかは誰にも分かりません。だからこそ、今日の訓練のように、いつも準備をしておくことが大切です。そして、家に帰ったら、ぜひご家族にも「今日、避難訓練で何を学んだか」をお話ししてみてください。家でも、家族が一緒にいるときに地震が起こるとは限りません。家族がみんな、ばらばらの場所にいるときに起こったらどうするか、どこの避難場所に行くかなど、普段からきちんと話し合っておいてください。みなさんが家族を守るためにできることもあると思います。
これからも、みんなで協力して、安心して学校生活を送れるように、引き続き頑張っていきましょう。