修学旅行2日目。

6時に起床し、布団を片付け、自分の荷物も整理してお部屋で朝食です。おいしい朝食をしっかりいただき、今日も一日がんばれそうです。本日も晴天なり。雲ひとつない青空が広がっています。

宿の方にしっかりと感謝の気持ちを伝え、京都市内を後にします。いざ、宇治へ。
<<平等院>>

最初の見学地は平等院。平安時代の華やかさを感じられる美しい建物です。鳳凰堂を正面から見た姿が鳥が羽を広げたように見える建物。屋根に輝く一対の黄金の鳳凰。十円玉でその姿は何度も見ているけれど、やはり、本物には圧倒されました。

<<鳳翔館>>
館内には、平等院の内部のことがよく分かるように多くのものが展示してありました。柱や壁、扉や天井まで、すべて極彩色の模様で装飾してあり、阿弥陀如来像を始め、52躯の菩薩像の彫刻もすばらしかったです。それら一つ一つのものから、平安時代の人々が極楽浄土への強い憧れをもっていたことがよく分かりました。
<<東大寺・奈良公園>>
10月15日は、743年に大仏造顕の詔が聖武天皇から出された記念すべき日にあたります。戦後、この日にちなんで「大仏様の秋祭り」が行われるようになりました。偶然にも今日はその日。たくさんのお坊さんたちが盧舎那仏の周りで読経している中、大仏殿を見学することができました。大仏開眼の日もこんな雰囲気だったのかなぁと想像しながら見学をしました。

<金剛力士像>

<南大門>

<大仏殿>

<廬舎那仏>
大仏殿を学級で見学したあとはグループ行動です。鐘楼、二月堂、三月堂、若草山を見学しながら昼食会場の白銀屋さんを目指します。途中、鹿せんべいを鹿にあげるミッションがあります。奈良公園の鹿さんたちはとても食いしん坊。「せんべいをあげる」というより、「せんべいを奪われる」と表現した方がよかったかもしれません。

<<法隆寺>>
車窓から平城京跡、大和郡山城、唐招提寺、薬師寺の西塔と東塔を見ました。ガイドさんがとても詳しく説明をしてくれたので、いつかまた立ち寄ってみたいなと思いました。

最後の見学地は法隆寺です。聖徳太子が建立したとされる現存する日本最古の木造建築です。

七不思議にもある鯛石を右足から踏んで入場しました。こうすると水難から身を守っていただけるそうです。

飛鳥時代は日本最初の仏教文化。お釈迦様に関することが粘土で表されていたり、壁画や厨子に描かれていたりします。聖徳太子が、仏教を基盤とした政治を行おうとしたことや、仏教を広めたいという願いをもって建立されたことがよく分かりました。
今回の修学旅行では、いろんな偶然が重なり、思いがけず良いことやうれしいことに出会ったり、良い方向に向かったりと、とても良い二日間でした。その中で、子どもたちが一生懸命に学ぼうとする姿に関心しました。社会科の教科としての学びだけでなく、公共の場での自らの行動の仕方、人との関わり方、多くの学びがありました。この学びが今後の生活に活用できるよう、今後も支援していきたいと思います。
保護者のみなさまには、準備から見送り、お迎えまで、たくさんのご協力をいただきありがとうございました。