3年生と4年生が七宝焼体験学習のために七宝焼アートヴィレッジに出かけました。

体験学習の前に、星型、丸型、ハート型の素地を選び、学校で描いたデザイン画を持参して出かけました。

3年生は初めての七宝焼制作です。ホセという棒を使って、絵具を銅板の素地に乗せていきます。絵具はガラスの粉などを砕いて水に溶いたものです。

4年生は昨年度に続き2回目の七宝焼制作です。3年生が使える絵具は5色ですが、4年生は17色の絵具を使うことができます。素地も白地の銅板を使い、透明感のある絵具と不透明の絵具を使い分けます。また、墨を使って下絵を描いてから絵具を乗せる技法を使って制作することもできます。多くの子が3年生よりもレベルアップした工程にチャレンジしていました。
焼きの作業をしていただいている間に、アートビレッジ内の展示室で七宝焼の歴史を学びました。190年も前からこの地で作られるようになった七宝焼。図柄や作法、風合いなどは時代により変化していますが、七宝焼をつくる職人さんたちの「もっとよいものを作りたい」という熱い思いは変わりません。七宝焼のふるさとに生まれ、学んでいることを誇りに思い、七宝焼を大切に守っていきたいと思います。