2月3日から、児童会役員による「あいさつ運動」が行われています。役員の児童の大きな明るい「おはようございます!」の声に迎えられ、多くの児童が笑顔であいさつをかわしています。最強寒波といわれる寒さの中ですが、心温まる活動となっています。
今日は、子どもたちが楽しみにしていた甚南祭りが行われています。登校時から子どもたちはやる気に満ちていました。
各学級の様子を見てみると、段ボールやペットボトルなどを活用し、楽しいゲームや催し物を行っています。どの会場の前にも順番待ちの列ができていて、待つ時間でルール説明をしたり、退屈しないようにクイズを楽しんでもらったりしています。
準備から、本日の本番まで、あらゆる場面に子どもたちの工夫があふれています。この行事を通して、子どもたちは様々なことを考え、学び、行動することができたと思います。子どもたちの姿がとても頼もしく、うれしくなりました。
今朝の朝礼で、書写コンクールの表彰を行いました。
そこで、子どもたちに「手書き」をすることのよさについて話をしました。
文字を書くためには、脳はかなり細かい指示を手や指先に送り、そのことで脳の働きが活発になること、細かい作業を行うことによって、脳の働きがさらによくなること、上手に書こうと試行錯誤することで、集中力や思考力が鍛えられることなどです。
下校時に、「今日の朝礼の話は勉強になりました。今まで、漢字の練習をだらだらやっていました。」と伝えてくれた児童がいました。朝礼の話の感想を直接聞けることはうれしいことです。さらに、伝えたいことをきちんと受け止めてもらえたことは大きな喜びとなりました。子どもたちの成長を感じることができました。
今日の朝礼でダンゴムシの話をしました。
ダンゴムシは身近な生き物ですので、ほとんどの児童が知っています。でも、内容は、なかなか知られていないダンゴムシの秘密にしました。
一つ目は、「ダンゴムシに心はあるのか」を研究した人の研究の内容です。二つ目は、小学生の頃からダンゴムシを飼育していた少年が、ダンゴムシについて研究し続け、高校生のときに大発見をし、大きな賞をもらい、アメリカでの発表まで至ったこととその内容です。
二人とも、「不思議だな」と思ったことをそのままにせず、研究し続けたことで、疑問が解決できたり、大きな発見ができたりしています。子どもたちには、「不思議だな」と思ったことは、どんどん調べてほしいと伝えました。
世の中には、よく分かっていないことや不思議なことがたくさんあります。いろいろな現象について、「当たり前」と思うのではなく、「なぜだろう」と考える姿勢を育てていきたいと思います。
始業式から2週間が過ぎ、子どもたちの学校生活も軌道に乗ってきたようです。
先日、学級写真の撮影がありました。私は、全学級の撮影に加わりますので、撮影ごとにに各学級の雰囲気を味わうことができます。また、学年ごとに撮影にかかる時間が短くなり、1年間の子どもたちの成長を感じ取ることもできます。
ある学級の撮影で、カメラマンの方が「OK!」と撮影終了の合図を出された直後、「早っ!」という声が聞こえました。その子は、昨年の撮影のことを覚えていて、予想していた時間よりも早く終わったことに驚いたのだと思います。もしかすると、子どもたちは、この結果が自分たちの成長とつながっていると気がついていないかもしれません。
これから、本格的に学習活動が始まります。子どもたちの成長を子どもたち自身に感じ取らせることで、学ぶ喜びを味わわせていきたいと思います。
12月4日から人権週間が始まります。これにあわせて、先日の朝礼で次のような話をしました。
「人権を守るために大切なこととして、知っておいてほしいことは、自分の大切さを知り、自分を大切にすることです。皆さんは、家族にとって大切、友達にとって大切なのはもちろんですが、この世に生まれてきたというだけでもとても大切な存在です。自分の大切さが分かると、他の人も同じように大切だということが分かります。自分が将来幸せに生きられるよう、今、しなければならないことを頑張って、自分を大切にしてください。また、自分を大切にするためにも、周りの人を大切にしてください。周りの人を大切にする人は、周りの人から大切にされるからです。」
人権週間をきっかけに、みんなが幸せに生活できるよう考えて行動できるようにしていきたいと思います。
4年生、5年生を対象に「命の授業」が行われました。助産師の方や助産師を目指す方数名が来校し、命が生まれるまでの過程や思春期の心身の変化について、図や写真を使ったり、劇で出産の状況を再現したりしながら、学年に応じて分かりやすくお話をしていただきました。子どもたちの感想の中に「今、生きていることはすごいことなんだと思いました」というものがあり、命の大切さを実感することができたのだと思いました。ある学校を訪問したとき、掲示物の中に「あなたは地球の宝」という言葉を見付け、いい言葉だなと思ったのですが、子どもたちだれもが、「私は地球の宝」と感じられるようにしていきたいなと思いました。
今朝、「小さいカエルを見つけた」と、黒っぽいカエルを手に、登校してきた児童がいました。すると、すぐそばにいた児童が、「ウシガエルだ。ウシガエルはおたまじゃくしは大きいけれど、カエルになるとはじめは小さくなるよ」と教えてくれました。その児童は、それをきっかけに、南米に生息するアベコベガエルの話やオニヤンマより大きいトンボの話をしてくれました。カエルを見つけてきた児童もいろいろ説明してくれた児童も二人とも女子でした。「女の子なのにすごいな」と思った自分にはっとしました。性別により、興味・関心が左右されるわけではありません。教育に携わる者として、反省をした朝でした。
今朝の登校時のことです。2年生の児童が、昇降口付近の水道からごくわずかですが、水が出ているのを見つけて、蛇口を閉めてくれました。その児童は、隣にいた友達に何か告げるわけでもなく、何事もなかったかのように自分の昇降口へと向かっていきました。おそらくその児童にとって、その行動は当たり前のことだったのでしょう。しかし、その行動がその児童にとって当たり前になるまでにはいろいろな生活経験の積み重ねがあったことと思います。朝から30度をこえる暑さでしたが、とてもすがすがしい気持ちになりました。そして、このような行動をとれる子を育てていけるよう、努力していきたいと思いました。
今朝、校舎前のプランターをのぞきこむ児童を見かけたので、何をしているのかなと見てみると、その児童の手には黒い胴体にあざやかな赤色の線の入った幼虫が乗っていました。幼虫の体には何本かの突起もあり、触っても大丈夫なのかとドキッとしました。すると、その児童が「ツマグロヒョウモンの幼虫だよ。触っても大丈夫だよ。」と、教えてくれました。以前にも、その幼虫を見たことはありましたが、見た目で毒をもっていると思いこんでいた私は、その幼虫を触ったことはありませんでした。せっかくなので触らせてもらうと、ぷにっとした感触でした。さらにその児童は、「ツマグロヒョウモンの幼虫は、パンジーを食べるので、これ(プランターの植物)が枯れているのは、幼虫が食べたからだよ。」とも教えてくれました。
児童と別れた後、ツマグロヒョウモンについて調べてみると、1980年代までは近畿地方より西にしか生息していなかったこと、2010年ごろには関東地方でも生息が確認されるようになったこと、その原因として、地球温暖化やパンジーの苗の流通などが考えられることなどが分かりました。
朝の児童との会話から、自分の思いこみを反省するとともに、気候問題や人間の活動が環境にあたえる影響について考える機会を得ることができました。