1年1組で道徳の研究授業をおこないました。
道徳の教科書にある「くりのみ」を、教師の読み語りで進めました。
冬。お腹を空かせたきつねは、自分と同じようにえさが見つけられなくて困っているうさぎに出会います。「うまく見つかるといいですね」と別れて間もなく、きつねは森のくぼ地にたくさんのどんぐりを見つけます。ようやくえさにありつけたきつねは、おなかいっぱいどんぐりを食べ、だれにも見つからないようにどんぐりを隠します。
帰り道、先ほどのうさぎに出会ったきつねは、「なんにも見つかりません」と、うそをついてしまいます。すると、うさぎは、やっと2つだけ見つけたしなびた栗の実の1つをきつねに差し出したのです。その栗を見つめているきつねの目から涙が落ちました。
今日の授業の主題は「相手を思いやって」。きつねの行動について考えることを通して、親切にするとはどういうことかについて考えました。
<教師との役割演技>
きつねになりきって演技をしているうちに、「うそをついてごめんね」から、「1つあげましょう」、そして、「(隠してあるくりを)半分あげる」と、子どもたちの考えが変わっていきました。
<ふりかえりをワークシートに書きます>
「これからは、ごみが落ちていたら拾おうと思います。」
「トイレのスリッパがそろっていなかったらそろえます。」
「みんなのためにがんばります。」
こんな言葉が子どもたちのワークシートに書かれていました。
今日の学習を終え、親切や思いやりを行うためには、「相手のこと」を考えることが大切だということがわかりました。