「訓練、訓練。ただいま緊急地震速報を受信しました。」
清掃時間の終わりを告げるチャイムの代わりに、いつもとは違う放送が校内に響きました。
今日は第3回防災訓練でした。4月は通常教室からの避難、9月は特別教室からの避難を行い、今日はそれぞれの清掃場所から避難する訓練を設定しました。ばらばらな場所からの、さらに必ずしも近くに先生がいるわけではないという状況下での避難訓練です。これまで以上に、素早く的確な判断が必要だったと思いますが、多くの生徒が冷静に考え判断し行動することができていました。東部消防署の消防士さんからは、1月の能登半島地震が記憶に新しく、地震に火災はつきものだということ、東部消防署からも支援に行っていること、私たちは経験からしか学ぶことができないということなどのお話を聞きました。
後半は、消火栓の仕組みや使い方について学びました。校舎の廊下に2つずつ設置されている消火栓ですが、扉の中の様子を見たことがないという生徒がほとんどでした。動画で消火栓の使い方を見た後、実際にホースを出してみました。さすがに放水はできませんでしたが、ホースの長さに驚いた生徒もいたようです。
<生徒の感想>
・放送が流れた時はとてもびっくりしたけどしっかりと放送を聞き、冷静に判断して運動場まで行くことができてよかったと思います。
・消火栓の使い方を詳しく知ることができたので、この経験をこれからに生かしていきたいと思いました。
・今回は先生が近くにいたので先生の指示に従って行動できたけど、周りに人がいない時自分はどうするかを考えました。
・速やかに避難するのも大事だけど、火災の拡大を防ぐために開口部を閉じることも大事だと分かりました。