近所を歩いていると、つい先日まで各家庭の玄関にはクリスマスリースが飾られていました。冬でも青々と葉を茂らせる常緑樹は、強い生命力の象徴とされていたそうです。そして、葉自体にも殺菌作用や抗菌作用があり、それらが転じて「災いから家族を守るもの」となったようです。調べてみるとリースにあるベルや松ぼっくりやぶどう、りんごなどの意味合いや、リースが輪になっている意味などが出てきます。その意味の中に新年の幸福祈願が込められていることや新年が明けてもリースはしばらく付けられていることが当たり前だという事実に、驚きを隠せませんでした。日本では、クリスマスが終わると、しめ縄に変わりますからね。
それでは、しめ縄はなぜするのでしょうか。どうやら、お正月は「年神様(としがみさま)」と言われる豊作や健康をもたらす神様を家庭に迎え入れる特別な日としていることから始まっているようです。しめ縄をはった内側は神聖な区域とされることから、玄関に飾られます。リースにしても、しめ縄にしても、家族の幸せを願っているということです。
そんな意味合いまで考慮してはおりませんが、本校の玄関には門松やしめ縄、鏡餅が飾られています。甚目寺南中学校に関わる全ての人が今年を幸せに過ごしてもらえると嬉しく思っています。

