しかし、考え方を変えると、１年に１度必ず訪れる新年の瞬間だけでも、みんなが喜ぶ姿があったり、普段の疲れを癒すことのできる時間があったりすることにありがたみもあり、あけましてありがとうございます。という感覚を持ちました。みなさんはどんな冬休みをどのように過ごしましたか？

　さて、今日は、朝からオアシス運動がありました。たくさんの生徒が普通に挨拶を返してくれることに、客観的にこの学校は本当にいい学校だなと思いました。ということで、今日もたくさんの元気をみなさんからもらうことができました。また、東門・西門ともに保護者の方が多く見えていて、新年の挨拶を交わしたりしながら生徒と挨拶できたことも、いい１日のスタートにつながった要因の一つだったと思います。それは、私だけではなく、生徒のみなさんも感じたことではないでしょうか。

　登校後は、放送朝礼がありました。校長からのメッセージをどのように受け止めましたか？よし、コツコツやってやろう。次の学年の準備を始めるぞ。などなど、心を動かしながら話を聞けていたら嬉しいです。

　みなさん、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。新年早々、多くの表彰ができたことをうれしく思います。この先、テニス部の海部地区大会、サッカー部の西尾張大会、ハンド部と剣道部の県大会等での健闘をあわせて、お祈りいたします。今朝、廊下を歩いていたら、どの階の廊下もほこりやゴミがなく、とてもきれいでした。あとで、他の先生に尋ねると、吹奏楽部の皆さんが、冬休みの練習中、毎日きれいに掃除をしてくれていたとのことでした。なんて素晴らしいことかと感動するとともに、心晴れ晴れと、新年をスタートすることができることをたいへんうれしく思います。吹奏楽部の皆さん、ありがとうございます。

　さて、新年に当たり、今年はどのようなことを心がけるとよいかを調べてみました。ご存知の通り、今年は丑年です。十二支の動物の中で最も動きが緩慢で歩みの遅い丑（牛）の年であり、先を急がず一歩一歩着実に物事を進めることが大切な年であると言われているそうです。また、十二支の2番目の干支であることから、子年に蒔いた種が芽を出して成長する時期とされ、まだ結果を求める時期ではなく、結果につながる道をコツコツと作っていく基礎を積み上げていく時期とされています。つまり、丑（牛）の年は、黙々と目の前の自分の仕事をこなすことが将来の成功につながると考えるとよいようです。
　１年生の皆さんは、中学に入学して、ずいぶん中学生らしくなってきたなと、最近先生たちはうれしそうに話をしています。４月５月が休校になり、２カ月ほど遅れましたが、立派に中学生の道を歩んできています。もうすぐ後輩が入ってきます。中学生とは、先輩とはこういうものなんだよと示せるように、今やるべきことをこつこつとやっていってください。
　２年生の皆さんは、これまで積み上げてきたものをこつこつと積み上げ、今の３年生の皆さんのような、最上級生としての立派な風格を作り上げていってください。
　３年生の皆さんは、残りの日々の中で、下級生にお手本を示しつつ、自分の将来に向けて、こつこつと努力を重ねていってください。そして、どの学年の皆さんも、正月、一にとどまる月、自分の原点に戻る、人としての原点に戻る月であることを忘れずに生活していってください。
　それでは、令和３年の、皆さんのますますのご多幸、ご発展を祈念して、１月最初のあいさつとします。