先日、小学校出前授業で、甚目寺南小学校の児童に集団行動を指導しました。その授業のメーンとなったのは、「両手距離間隔に開け」です。その指示に至るまでに、立ったり座ったりと、同じ動きを何度も一緒に繰り返しました。授業始めは、小学生のみなさんは、自分の座る位置の確認をせずに座り、立つときは隣の人とぶつかりそうになりながら立ったりしていて、動きがそろっていませんでした。授業の中で教えたのは、なぜその動きをするのかということです。何気なく行う動作一つ一つに理由があること、それさえ分かれば何も問題なく、その動作が体に入ってきます。そして、すぐにできるようになりました。
しかし、「両手距離間隔に開け」は少し意味合いが違ってきます。個人で何とかなる動きではないからです。全員がやる気をもたないとできない動きであること。早く動くことに何の意味があるのか。いろんなことが分かっていないと動くことができません。そもそも、集団行動が好きでしょうがないなんていう子供がいるわけありません。ですから、目標を与えてあげたのです。中学生はちょっと集中すれば5秒を切る速度で、きちんと動きを止めて整列ができると。ですが、目の前にいるのは小学生です。ですから、「君たちにはできないだろう。」そう言いました。
目つきが変わるというのは、こちら側も見ていて気持ちのいいものです。その後のチャレンジは、1回目が9秒台でした。「どうしますか?やめますか?指先も伸びていたし、頭も動いていなかった。十分です。」というと、「やります」「やりたい」次は、6秒台。ここまでくると、5秒を切るまでやり続けるのは当然です。そして、小学生は驚異の3秒台をたたき出します。一番遠くへ位置する子は全速力で走り、先頭の生徒も必死に走っていました。「絶対やってやる」そんな気持ちが伝わってきました。
次に入学する小学生は、きちんと熱くなれる子たちばかりでした。一見意味のないことのように思われがちなものに一生懸命になれるということが、どれほど美しく、素敵な姿か、そして、それが人生の中でどれほど大きな財産になるか、中学校に上がってきたら一緒に体験してきましょう。安心して、入学してきてください。
今日は、そんな短い時間を一緒に過ごした、小学生から素敵な授業感想の手紙が送られてきました。もう授業中に素晴らしい姿の贈り物をもらったのに、まっすぐな言葉がたくさん詰まった手紙までいただいて、本当に心から嬉しく思いました。ありがとうございました。
さて、中学生のみなさん、負けてはいられませんよ。次の後輩たちはなかなかやります。今から楽しみです。先輩の威厳を守ってください。
【今日の給食】
今日の給食は、ごはん、牛乳、鮭の塩焼き、きんぴらごぼう、ちゃんこ汁でした。ちゃんこ汁には、とうふ、鶏だんご、油揚げ、はくさい、もやし、ねぎが入っていて、さっぱりとした味付けの中に、食材の旨味が溶け出していて、体中に染み渡るおいしさでした。きんぴらごぼうは、牛肉のパンチが利いていて、ごはんが気づいたら足らなくなってしまうような食べ方をしてしまうほどのおいしさでした。今日も本当においしかったです。ありがとうございました。ごちそうさまでした。
