8月23日に紹介した落ちていた木の実は何か分かりましたか?
色からすると「柿」でしょうか? しかし、柿は秋なので時期が違います。
また、この写真では大きさが分かりませんね。定規で測ってみましょう

この実は、大きさが約2cm程度しかないので、当然柿ではありません。
しかもその実が何百個と鈴なりになっている様子を見ても柿ではありません。

いかがでしょうか。 なかなか普通には見かけない光景です。何の実でしょうか?
実の周りの葉の形から想像できる人もいるかもしれませんね。
ではこの木の全体写真を見てみましょう。分かるでしょうか。

木の幹には

ココスヤシと書いてありました。
椰子(やし)というと、まるで南国のイメージになりますが、この辺りでも育つのですね。また、いわゆる椰子の木はこんなイメージで、
椰子の実は、こんな形のイメージではないでしょうか。

実は、椰子にもいろいろあって、上のイラストのようなのは、「ココヤシ」といいます。いわゆるココナッツが実になる木です。名前も似ていますが、「ココスヤシ」とは別の種類です。
ココスヤシはマイナス10度くらいの気温にも耐えられますが、ココヤシはそうではないので、イラストのようなココナッツの実るココヤシはこの辺りでは見かけることはほとんどないようです。
※ 写真を見るとココスヤシの木についている実はまだ熟していないのかオレンジ色にはなっていません。このあと、一つ一つオレンジに熟してから落ちるのか、全体がオレンジ色に染まるのか楽しみです。 全体が染まったら、一気に実が下に落ちるのでしょうか?