「百日紅」これをなんと読むか知っていますか?
「ひゃくにちべに」でしょうか? それとも、「ひゃっかくれない」でしょうか? それとも・・・・
実は「百日紅」は、下の写真の木や花の名前です。正則小学校では北館の東側辺りの庭園? に、咲いています。

花といえば春に咲くものが多いですが、この花は、暑い夏に咲き始め、秋が深まるまで咲き続けます。百日紅の名の通り百日(3か月以上)紅い花が咲くのです。もちろん同じ花が咲き続けるのではなく、ニチニチソウなどのように次から次へと新しい花が入れ替わりながら咲いていくのです。


ただし、この木の名前は、「サルスベリ」、百日紅の百日も紅も関係のない名前です。
サルスベリと聞けば、知っているとか聞いたことがある人も多いと思いますが、幹が、猿でも滑りそうなすべすべの様子から名前がついた木です。
つまり、漢字の名前は花の様子から、読み方の名前は幹の様子からと由来が別々なので、漢字と読み方が関連していないのです。不思議ですね。
また、新しい花と入れ替わって古い花が紅いまま散るので、木の下には、沢山の花びらが落ちています。

因み(ちなみ)に花の色が白い百日紅(百日白とは書きません)もあります。また、名前とは違って、猿はこの木に滑らずに登れるそうです。