本日、児童の皆さんが下校した後に、先生たちは心肺蘇生法の講習会を行いました。もうすぐ水泳の学習が始まりますが、学校では毎年、プールが始まる前に講習を行います。
消防署から心肺蘇生練習用の人形と、練習用のAEDをお借りして、職員が交代で行いました。
まずは胸骨圧迫です。1分間に100から120回のテンポ(アンパンマンのテーマの早さ)で、肋骨と肋骨の間にある胸骨を5cm位押さえます。力の入れ具合や圧迫するテンポは、練習を繰り返すしか身につきません。



そして、AED(自動体外式除細動器)の使い方です。心臓の筋肉が動くバランスを崩してうまく働かなくなっているときに、電気ショックで元の動きに戻す働きがあります。機械が自動的に心臓の動きを調べて、ショックが必要か判断してくれます。昔は医者や救急隊員しか使えなかったものが誰にでも使えるようになりました。
2005年の愛知万博「愛・地球博」でも多くの方がAEDで助かり日本に広まるきっかけになりました。



何度練習しても、本当に使わなければならない場面に出くわすと、きっと緊張してしまうことでしょう。でも、練習していないより練習してある方が絶対に、早く対処できる可能性が高まります。プレホスピタルケアといって、救急車が到着するまで、医者の診察を受ける前までにどのような対処をしてあるかが重要です。
胸骨圧迫もAEDも使う機会がない方がいいのですが、誰にでも使わなければならない場面が来るかもしれません。いざというときに少しでも落ち着いて行動できるように、年に1度は講習を受けておきたいものですね。