在校生が６年生とお別れをするのは、毎年この「送る会」です。
　春が近づくと「時間には限りがある」ことを痛感させられます。
　みな、６年生との生活が残りわずかになっていることを、頭ではわかっています。しかし、心では実感できていないのだと思います。いつも立ち止まっているわけにはいきませんから。
　でも、そんな６年生に「ありがとう！」を伝えようと、各学年が入れかわり立ちかわり体育館に入ってきて、出し物をしてくれます。
　在校生にとっては、６年生を笑顔にできる最後の機会かもしれません。
　みんなを笑顔にする経験は、一生心に残るのだと思います。
　新しい世界に挑戦する不安を乗り越える力として、笑顔を届けてくれるこうした会は、在校生にとっても卒業生にとっても貴重な学習体験だと思います。