昨日の午後の運動場です。

うっすらと白くなっているのが分かりますか。白いですが、当然、雪ではありません。
白くなる前はこんな様子でした。



特殊な機械を積んだトラックで、白い粉のようなものを散布しているのです。この白い粉が「にがり」です。
主成分が
塩化マグネシウムや
塩化カルシウムなのですが、これらの物質には
潮解性があり、空気中の水分を吸収する(押し入れなどにおく
除湿剤にも塩化カルシウムが使われています。)ため、乾燥を防ぎ砂埃を防ぐことができます。冬季の乾燥で土が乾くと、北風に吹き飛ばされて風下の家々に迷惑をかけてしまうのでそれを防いでいます。
そして、
凝固点降下がおこるので、気温が氷点下に下がっても運動場が凍結せず、霜柱などでガタガタにもなりません。(道路などの凍結を防ぐ
融雪剤にも使われています。)
学校で氷に塩(塩化ナトリウム)を混ぜて、零度以下にする実験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。あれは、温度が下がることばかり注目しますが、実は零度以下になっても氷はできていません。
また、
塩のために草が生えにくくなりますので、体育や部活動にも役立ちます。
こんな所にも、理科で学んだことが生かされています。身近な出来事にもっと目を向けてみましょう。ちなみに、豆腐を固まらせるためにいれる「にがり」も塩化マグネシウムを主成分としています。(ただし最近は別の添加物で固まらせることもあるそうです。)