まず、今日放送朝礼で話された校長先生からのお話をもう一度読んでください。
『生徒会役員の認証、学級委員の任命を行いました。それぞれの皆さんは、学校や学級の代表です。代表として、みんなの意見や考えをまとめ、みんなが居心地の良い学級、学校にしていけるよう、力を発揮してください。そして、代表以外の皆さんも、学級・学校の一員であることを改めて意識して、居心地の良い学級・学校にするためにどうするとよいかを、毎日のいろいろな機会に考えていってください。
今週から、給食も通常の給食になり、部活動も再開していきます。少しずつ通常の生活に戻っていきます。ただ、同時に梅雨にも入り、暑さも増してきます。通常の生活に戻ていくとは言っても、コロナウィルス感染症がなくなるわけではありません。また、熱中症は少しずつ出てきています。手洗い、換気、マスク着用はもちろんですが、水分補給も忘れずに行ってください。明日から1年生の体験入部も始まります。上級生の皆さん、自分自身が無理をすることのないように気を付けながら、1年生の皆さんのこと、よろしくお願いします。
放送の朝礼でありますので、一つだけお話をさせてください。給食についてです。
今日から通常の給食が始まります。皆さん、今日の献立は知っていますか。今日は、ごはん、牛乳、キャベツ入りミンチカツ、ジャガイモのうまにです。どれもとてもおいしそうです。みなさんも時々聞いた話かもしれませんが、給食が本格的に始まる今日、少しだけお話をさせてください。今日の給食の材料であるお米もキャベツも、牛肉・豚肉、玉ねぎ、こんにゃく、さやいんげん、牛乳など、どれも自分で作り出したものではありません。お米のひと粒でも、農家の方が小さな苗を田んぼに植え、肥料をまき、夏の暑いときには雑草を取り、時には台風に稲を倒され、それでも生き残った稲を秋に収穫し、脱穀し、袋に詰め、配送業者の方がトラックでお店まで届けてくださり、それを買って、炊いてご飯となります。一粒のご飯ができるまでに、実に多くの人の手がかかっています。牛肉や豚肉、牛乳などは、牛や豚の命をいただいています。ほかの材料についても同じように、命をいただいています。そして給食においては、その材料を調理員の方が調理してくださり、それを届けてくださる人がいて、学校についてから教室まで届けてくださる人がいます。
今日の給食を食べるにあたって、どれほど多くの人の手がかかっているか、どれほど多くの命を自分がいただているかをかみしめ、その多くを想像しながら、あらためて、心から感謝をして「いただきます」「ごちそうさま」と言って、給食をいただいてください。
貴重な時間をいただき、ありがとうございました。それでは、今週も、お互いに人に優しく親切にすることを心がけて、明るく元気に過ごしましょう』。
という内容でした。今日の給食はおいしいだけでなく、ありがたみを感じながら食べることができたでしょうか?
自分に関わる人を考えることで、自分が一人では生きていないことを考えることができます。食事を支える人や食材に感謝することで、感謝される人や食材もまた生かされていると考えると、みんな支え合っていることに気付けます。いつもでなくてもいいと思います。ふと思い出したときに感謝できたら、何も考えていない人より少し幸せになれるかもしれません。今日の夕飯に関わる人や食材には誰が関わっていますか?