みなさんの知る童話はどのくらいありますか?浦島太郎、一寸法師、金太郎、桃太郎…さまざまな話がある中で、『ん?』と思う瞬間がありました。その、『ん?』は、悪いことをすると、やっつけられて正義は必ず勝つんだ。という展開です。
今日は、桃太郎の話の内容を確認してから、ある1枚の文章と絵が提示されます。
『ボクのおとうさんは、桃太郎というやつに殺されました。』という文章の下で、小さな赤鬼が泣いています。
さて、生徒は、この文章を見た後で、鬼退治にいくのでしょうか。生徒以外のあなたならどうですか?
鬼がしたことの罪の重さをしっかり理解させたい、共存できる方法を探りたい。小さな赤鬼のような子が出ないように、法でなんとかできないか。やられたらやり返すことも大切。とっても素直な意見が見られました。最後は、田口久人さんの『どちらとも正しい』という詩を読んで感想です。
この桃太郎のお話は、1894年まで、固まったストーリーがなく、いろいろな描写が描かれていたそうです。室町時代に原型の作品が仕上がったとされています。この時期に日の丸ハチマキに、陣羽織、幟(のぼり)を立てた姿になり、犬、猿、キジが「家来」になったそうです。そして、どの時代でもこんな捉えがあります。近隣各国を意識した展開だという捉え方です。鬼が島を外国・敵領地、日本が村です。
私たちの生活で、実際にこんな争いごとがあったらどうでしょうか。想像しただけでも苦しくなります。しかし、現実に他国ではミサイルが飛び、子どもの兵士が実在しています。さらに、過去には戦争の恐怖から逃れるために、覚せい剤で感覚を麻痺させて戦争に向かったという話もあります。
泣いた小さな赤鬼は、泣いている小さな女の子にも、男の子にも、動物にもなります。身近なものがなくなったり、いなくなったりすれば悲しくて、涙が流れます。なくなって、いなくなって気付いても遅いのです。どうしたら誰も悲しんだり、泣いたりしなくて済む世の中を作ることができるのでしょうか。鬼ではなく、同じ人なのに。憎悪や欲、正義にみえる偽善行為、すべての選択はあなた自身の中にあります。全員が武器を捨て、分かち合える世の中。こんな難しい問題にどう立ち向かうのか。本当の鬼とは…いつか鬼退治にいきましょう!小さな赤鬼を救うために。僕たちにできることはいったい…
【今日の給食】
今日はごはん、牛乳、いわしの銀紙焼き、花野菜サラダ、択煮椀、清見オレンジでした。いわしの銀紙焼きにびっくりしました。しませんでしたか?カレー味だったのです。使われている食材まで食べる前に見ないことから、銀紙を開けたときの衝撃はとんでもないものでした。味が濃く、ごはんが止まりません。もちろんいわしがおいしかったということもあります。写真で見ると、なんだこれは?ってなりますが。
花野菜サラダはブロッコリー、カリフラワーコンビがメーンです。択煮椀、清見オレンジ、こちらの二品も言うことなしでおいしかったです。本当にありがとうございました。ごちそうさまでした。
