今日から後期がスタートしました。新しい気持ちでスタートしている皆さんも多いことでしょう。特に3年生にとっては、中学校生活も残り80日余りとなりました。限られた時間を有意義に過ごしていきましょう。
校内に金木犀(キンモクセイ)の香りが漂っています。金木犀の花言葉は、「謙虚」です。素晴らしい香りに反して、控えめな小さな花をつけることに由来しているとのことです。自分は、「謙虚」という言葉を聞いて、思い出す言葉があります。
それは、
『実るほど頭を垂れる稲穂かな。』
です。この言葉は、自分の好きな言葉の1つです。
秋、田んぼには黄金色に輝く稲穂が風に揺らいでいます。その稲穂には、みんなが食べるお米がつまっています。そのお米がしっかりつまっていれば、稲穂はその重さのため、頭を下げているような状態になります。しかし、お米がつまっていなければ、ピンと立った状態になるでしょう。
その姿を人に例えているのです。
中身があり、しっかり自分の考えを持っている人こそ、頭を下げることができる。謙虚さがあるということ(ひかえめで、学ぶ意見や批判などを素直に受け入れるようす)。
中身がなく、自分勝手な行動が多い人は、ふんぞり返っているような様子、すなわち傲慢な姿が稲穂が真っ直ぐ立っている状態を表しています。
人格(学識や徳行が深い人)の高い人ほど、相手に対して態度が謙虚であるということ。 自分もそうありたいと思っています。そう、『謙虚さ』が大切と。
後期のスタートにこの話を金木犀の香りと共に届けます。 「今日も心に笑顔です。」