午後の一斉下校で、６００人近くの生徒が一気に下校するため、路側帯を歩かざるを得ない道では、なかなか上手に道の端に寄って帰れないときもあります。また、やむを得ず止めてある駐車車両が２～３００Mの間に初日は３台、次の日は２台あり、避けて通ればいつの間にか道のど真ん中を歩いている状況になってしまいます。さらに、２日目は交通量も多く、生徒の１人目が来て、最終の生徒が通り過ぎるまでに１８台の車両が西からも東からもやってきました。

　では、生徒の様子はどうだったのかというと、道の端に寄って帰ろうとしている生徒と、そうでない生徒は、明らかに寄って帰ろうとしている生徒ばかりでした。自転車の並列走行は何回か見かけ「１列になってねー！」と大きな声を出しました。しかし、すぐにその生徒たちは１列になってくれました。生徒の素直な一面に声をかけて良かったと思えました。

　もし、道で誰かに迷惑をかけてしまったとき、みなさんはどんな対応しますか？丁寧に相手の言葉や態度に対応することができるでしょうか。この丁寧な対応が、迷惑をかけた相手の態度を左右します。相手の言葉や態度の意味をきちんと考えられるといいと思います。　

「１列になってねー！」は、まず自分が事故に遭わないように、そして、迷惑をかけて不愉快になる人をつくらないように。最後に忘れてはいけないのが、自分が友達を危険にさらして、事故に遭うことを防ぐためでもあります。

　来週１週間を終えれば夏休みです。誰も先生たちや大人が見ていなくても、普段から気をつけることが本当に大切です。下校だけでなく、登校も気をつけて来てください。

　今日は声にすぐ対応してくれる生徒がたくさんいてくれたことに喜びを感じて、職員室に戻ることができました。ありがとうございました。今日も１日お疲れ様でした。