雲の隙間から日が射すものの、朝から雨が降っていました。ベタベタになりながら一生懸命自転車のペダルを踏みこむ高校生の姿に、数分後のみなさんの姿を見ました。早くから出かけた人たちが安全に通勤してくれるよう願いました。午後は午前の天候が嘘のように晴れました。それでも、風が強く、安定した天候ではありません。外で作業をしている人たちはどんな気持ちで仕事をしているのか気になります。『早く帰りたいなぁ』『言葉にならないだるさ』マイナスの気持ちがわいてくる人、没頭していてそんなことを考える間もない人、やる気に満ちていて、天候なんて何のそのという人。その日の気分によって考えることは違うと思います。
目の前の仕事は、いったい何のためにやっている仕事なのでしょうか。出発前の生徒たちに聞いてみました。
・お金のため
・家族のため
・誰かのため ………のため とさまざまな意見が出てきました。
この回答の中になかったもので、大切なとらえ方を一つみなさんに送ります。会社のためです。自分が就職活動をして採用されたら、就職先の会社のために働く気持ちがなくてはいけません。お金のためや家族のためというのは、もちろん大切なことですし、それがもとになっているからこそ、やる気が出てくるのだと思います。ですから、その気持ちを忘れないまま、自分の今やれることを考え、形にしていくことが必要です。基本的に誰かが自分の責任を取ってくれるわけではなく、自己責任という世界だからです。
3日間でどれだけの気づきがあったのか分かりませんが、ただただ漠然といい経験ができたと思えた人は、有意義な時間を過ごせた人なのでしょう。将来、一人でも多くの人が自分がおもしろいと思える仕事につけていると嬉しいです。ありきたりな言葉で申し訳ありませんが、一日一日が積み重なって将来の自分につながります。今を大切にすることが、将来の自分を笑顔にする方法です。明日も素敵な一日を過ごしましょう!