最高気温23度。無風。晴天、雲一つなく、花壇には虫たちも現れました。春を感じずにはいられません。素晴らしい天候に心躍る自分がいました。みなさんはどんな一日を過ごしましたか?
今日は、3年生にとって最後の放送朝礼となりました。新しい門出に合う、祝辞とも思える内容の放送朝礼でした。冬の寒く厳しい時期を、人生の辛く厳しい時期に重ねられる内容でした。みなさんはこれからそういった経験をするのでしょうか。もうすでに経験している人もいるかもしれません。さて、今日もどんな内容だったのか振り返ってみましょう。
みなさんおはようございます。このところ、春のような暖かい日が続いています。ただ、朝夕はまだまだ冷えていますので、寒暖の差には気を付けてくださいね。
さて、皆さんは桜の開花の不思議って知っていますか。桜の花は、春に温かければ咲くと思いがちですが、実はそうではないのです。桜の花芽は、気温の高い夏から秋にかけて作られ、冬になると、眠りに入り、いったん成長が止まります。その後、真冬の厳しい寒さに一定期間さらされると、花芽が眠りから覚め、開花に向けて成長し始めます。しかし、暖冬により真冬に気温が下がらないと、開花が遅くなったり、開花しても満開にならなかったりすることがあります。春に温かければ満開になると思いがちですが、春に温かいだけではだめなのです。つまり、桜の開花には、春の暖かさはもちろんですが、冬の寒さも必要というわけです。もう少し言葉を変えると、冬の厳しい寒さがなければ、うまく開花しないというわけです。人の成長に似ていると思いませんか。こつこつと努力を重ね、厳しさに耐えてこそ、大きな花が咲く。もちろん、必ずしも努力をしなければ花が咲かないというわけではありませんが、大きな花を咲かせるには、やはり、その花に足るだけの土台、基礎が必要です。
これから少しずつ暖かくなっていき、寒い冬を耐えてきた堅いつぼみが柔らかくなり、やがて、立派な花を咲かせてくれると思いますが、そんな桜を見た時、この桜も厳しい寒さに耐え、ここまで来たのだから、自分も桜のように頑張ろうと、桜からエネルギーをいただいてください。ちなみに、今年の名古屋の開花予想は、3月22日あたりのようです。
卒業式まで、休みの日を除くと7日。まさにカウントダウン状態に入ってきました。3年生の皆さんがいたるところでよいお手本になってくれたおかげで、礼儀正しく、落ち着いた、優しい雰囲気が感じられる南中学校であると思います。あと7日で3年生の皆さんは卒業してしまいます。1・2年生の皆さん、この7日間で、直接3年生の皆さんから何かを教えてもらうことはあまりないと思いますが、あと1ヶ月半ほどで、南中学校のトップリーダー、セカンドリーダーになります。そのことを考えて、南中学校のリーダーとして、南中学校の上級生として、どのような生活を心がけていくとよいのか、ひいては、人としてどのようなことを心がけて生活していくべきなのかといったことを自分に問いかけ、今よりも一回り成長した南中学校生を目指してください。
先週末に行われた初めての卒業式練習には、とても感動しました。最初だけ見させてもらいましたが、体育館への入場から余分なおしゃべりはなく、静かに着席し、先生の一言で背筋が伸び、さっと体が中央を向きました。まさに、リーダーだなと思いました。卒業式は絶対に素晴らしいものになると思い、うれしく思いました。
3年生の皆さんにとっては、今日が最後の朝礼、放送朝礼です。今まで、静かに聞いてくださり、ありがとうございました。
新型コロナウィルス感染は、収束していません。今後とも、手洗い、マスクの着用、換気、密を避けることを、これまで通り強く意識して、健康に留意して生活していってください。
※ 3年生にとっては最後の玄関モニュメント…もう見ましたか?今回もあの先生が一生懸命創作しておりました。想いをこういう形にできるって羨ましいことです。卒業前に見ておいてくださいね。

