2024.４.22(月) 朝礼
１ 令和6年度初めての朝礼でした。
児童会役員さんのメッセージは本年度も引き継がれています。また、各学級の並び方では声を出さないハンドサインの指示に変えたせいか、とてもしずかで落ち着いた集合でした。1，2年生も徐々に見習って静かに落ち着いて酒豪できるようになることでしょう。
２ 学級委員認証式
気持ちのこもった返事と立ち姿勢でした。
３ 校長先生のお話
「注意する・される」について
今日も登下校無事故でありがたいことです。班長さん副班長さんありがとうございます。さて、登下校などで、上級生が下級生を注意することがあります。前の朝礼でお話した通り、「注意」は、「命令」ではありません。「命令」は「～しろ」「～やれ」という上からの押し付けや支配です。これでは、たとえ自分が悪いことをしていたとしても、言われた方は気分が悪くなり、なかなか素直にきけません。この前は、みなさんに「～しよう。」「～する」という声掛けの方法をお知らせしました。
今回は、さらに注意の仕方、され方について、みんなで考えて学びましょう。
ファミリーレストランを例にして、みんなで注意の仕方と注意のされ方について学びます。
ファミリーレストランで、幼い子どもが大声を出して、走り回っていました。
おうちの方が注意をします。注意の仕方は、どれが正解でしょうか？
ア 店長さんにしかってもらうよ。
イ 周りに迷惑になるでしょ。
ウ もう連れてきません。
子どもたちはハンドサインで正解を選びました。多くの児童がイ（ハンドサインは２）を選びました。中には、「（店長さんを）呼んでこればいいじゃん」「迷惑じゃないし」「もう来なければいいじゃん」というつぶやきもちらほら聞こえました。
正解は・・・どれも正解です（「えー」との声）。正解は一つしかないというずるい出題でした。ごめんなさい。
さて、なぜ全部正解かというと、注意された相手次第だからです。相手が素直で、イの方法で通じると穏やかで助かりますね。
また、「迷惑かどうかを決めるのは、自分でしょうか、周りでしょうか？」との問いに、「周り！」との反応。さらに、「『もう連れてきません』となったら、どんどん楽しい場所に行けなくなり、最後にはどこにも行けなくなりますね」には、多くのうなずきが見られました。
そして、さらに別の注意の仕方を紹介しました。
（ア） 店長さんに（私が）しかられるでしょ！
これには子どもたちの複雑な表情。（低学年には少し難しかったかもしれません）
一方で、「あなたが損をするのが、私はかなしいのです」はどうでしょう。
登下校でいえば「あなたが、けがをすることが、私は心配なので注意しているのです」となります。どの声掛けもやさしさから出てくる言葉です。素直に受け止められる声掛けと、キャッチの仕方を学びました。
大人でもなかなかできない難しい考え方です。しっかりと目と心で聴いてくれてありがとうごじました。
「かしこさと やさしさと たくましさ」で、「教え合い、育て合い」ができる篠田小学校にしていきましょう。
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