3月20日(月)、卒業生53名の新たな門出を祝福するかのように、春の日差しに恵まれた佳き日、第76回卒業式が行われました。心地よい緊張感の中、子どもたちは舞台から堂々と入場。一人一人が、とても立派な態度で証書を受け取りました。心がこもった呼び掛け、思いが伝わる圧巻の合唱など、練習の成果はもちろん、この6年間の成長がひしひしと感じられる素晴らしい姿でした。
そして、最後の校長先生のお話です。真剣な眼差しで聞き入る子どもたち。過去の自分、今の自分、未来の自分とつなげながら、心に留めてくれたことでしょう。
~校長先生のお話(抜粋)~
「人(ひと)」と「人間(じんかん)」
「人(ひと)」と人は支え合って生きています。ただし、右と左は不平等であり、損得があります。しかし、今、輝かしい未来をへと飛び立っていくあなたを支えている周りの人、先生、そして保護者の方は、不平等や損得抜きで、これからもあなたを支え続けてくれる存在です。これは、あたりまえではなく、ありがたいことです。そして、そこには「愛」があります。
「人間(じんかん)」とは、「人の住む世界。世間」の意味です。
「人間(じんかん)」の中で、「人(ひと)」として支え合い、助け合いながら、歩んでいってほしいと思います。
自分と未来は変えられます。中学校に入学してからの1か月は自分を変えるチャンスです。他の人から見たら「人が変わった」ように見えるかもしれませんが、この「変える」は、あなたがもっている自分の長所の出し方を「変える」ということでもあります。また、君の周りの篠田っ子が自分をより良く変えよう、長所を出そうとしていたら、ぜひ応援して支えてあげてください。
幸せは、自分の心が決めます。「うさぎとカメ」のカメのように目的と目標を定め、それを達成するために、友と正々堂々と競い合い、自分を信じて「かしこく やさしく たくましく」楽しく生活していくことを、在校生や、先生たちと一緒に願い、応援しています。
卒業式後は、クラスで最後の学級活動でした。担任の先生からの温かなメッセージ、一人一人からの花束、そして記念撮影・・・仲間と過ごす最後のひとときは、笑い声に包まれていました。
保護者の皆様、卒業式にご参列いただき、ありがとうございました。お子様の益々の成長を祈っております。
