4年生が体育で、ハンドベースボールとティーボールを合わせたハンドティーボールとでもいうべき競技に取り組んでいました。
野球型競技は、ピッチャーが投げてそのボールをバットで打つという「競技のはじまり」の段階ですでに高い技術が必要です。昔はさまざまなモノで代用して、ボールを投げたり捕ったり打ったりという遊びを多くの子がしていて、ある程度の技術を持っている小学生は多くいましたが、現在は普通の公園でもそういう遊びが禁止されているところが多く、なかなかそういう技術を持っている子は多くありません。そのため、ティーという台の上にボールを置いて、止まっているボールを打つティーボールという競技が作られたのですが、ゴルフも含めて止まっているボールを長い棒で打つのも技術が必要です。そこで、通常は柔らかいテニスボールなどを使用してグローブもバットも不要なハンドベースボールをあわせて、通常使っている手をそのままバットの代わりに使うことでゲームのハードルを下げています。






現在の体育は、一つ一つの技術がうまいというだけではなく、現在の自分を知り、よりうまくなるためにどんな工夫ができるか考え、そして努力したり、チームとして良い成果を得るためにどんな協力をすると良いか考え、そして行動したりすることがとても重要になっています。こういう競技を経験しながら
いろいろな工夫をして、どんどん経験をして、少しでも昨日の自分より何かがうまくなれるといいですね。