突然の寸劇で会場を笑いでいっぱいにしたのは、3年生。
堂々たる演技と体育館いっぱいに響く声量に、つい引き込まれます。

6年生に披露したのはadoの「唱」です。
ダンスの得意な3年生は、練習開始1日目にしてほとんど踊りをマスターしていました。練習を重ねて、今日はいよいよ本番です。激しい動きと楽しそうな笑顔に目が釘付けになりました。

「これで終わります」のあいさつにも…

最後のサプライズ。笑いと歓声が上がりました。

出し物の最後を飾るのは5年生。他の学年とはちょっと様子が違います。
会場が暗くなり、動画のプレゼントだと紹介されました。

1冊のスケッチブックが5年生の手から手に渡ります。ときおり開かれるページには、6年生との思い出や感謝の言葉が書かれていました。

校門や教室、廊下、図書室…。6年生にとっては、もうすぐお別れする学校の風景です。

じっと見つめる表情には、いろいろな思いがこもっているようでした。

動画のあとには6年生の記憶を試すクイズもありました。

図工の単元名クイズでは、意外(?)にみんな覚えていないことが分かってしまいました。

最後に5年生の手から6年生にかけられたメダルには、感謝の言葉が書かれていました。西小学校では、1年生から5年生までが作業を分担しながら、1つのメダルを完成させます。5年間メダルを作る側だった彼らは、いよいよ貰う側になりました。メッセージをじっと見つめる姿がありました。

6年生が最後に贈ってくれたのは、卒業式で歌う「旅立ちの日に」でした。
体育館に、澄んだ歌声と柔らかなピアノが響きました。


6年生の合唱を初めて聞く、他の学年の子どもたち。この表情を見れば、どんなに素敵な歌声だったか想像してもらえるのではないでしょうか。


みんなの気持ちが一つになった、とても温かい会となりました。


余談ですが、送る会のあとは教室で寂しさに涙する児童があちこちで見られました。「会えなくなっちゃう」としゃくりあげて泣く1年生たちもいました。
一方6年生は、多くの児童がもらったメダルを外したがらず、首に下げたまま下校する姿が何人もありました。(可愛すぎませんか?)そんな彼らだからこそ、これほど別れを惜しまれるのでしょうね。