年が明けてからこの日を迎えるのが早いこと早いこと。とうとう修了式を迎えました。1年生から5年生までが一斉に体育館に入るのも3年ぶりのことでした。
一番に体育館へ入場した5年生は、一言も声を発せず、静かに整列・着席をします。続く学年も、そんな5年生の姿を見ながら静かに整列することができました。

代表児童が順に修了証を受け取ります。


式の最後に校歌を歌いました。児童の多くはほとんど歌うことのなかった校歌。式で歌うことにはなったものの、「練習時間もとれないから、今年は口ずさむぐらいでいい。寂しい校歌になっても仕方ない」と思っていました。ところが、驚いたことに一番大きな声で歌っていたのは1年生たちでした。歌う場がなくても、甚目寺西小の校歌を一生懸命に覚えてくれたのだと思うと、胸がいっぱいになりました。

式の後は、生徒指導の先生から「約束したいことはたくさんあるけれど、一番大事なことは『命を守ること』だよ」とお話を聞きました。
最後の学級活動では、それぞれの担任の先生やクラスの友達とのお別れの時間です。一年間いろいろなことがあったけれど、協力してきた仲間たちとは、今日で解散。下校の時には、寂しさに涙をこぼしながら歩く小さな姿もありました。「また4月ね」と声をかけながら、子どもたちとしばしのお別れをしました。
子どもたちとのお別れもあれば、先生たちとのお別れもあります。異動の決まった先生方とのお別れも、毎年のことではありますが、本当に寂しい思いです。4月に大好きな先生の姿をさがす子もいるのだろうなと思います。さようならは言えないけれど、甚目寺西小学校を去る先生たちはみんな、児童の成長と幸せを願っています。
保護者の皆様、地域の皆様、一年間どうもありがとうございました。
西小学校のみなさん、4月7日に元気な顔を見せてください。新しく来られる先生たちと一緒に、みなさんのことを待っています。