金曜日の5時間目、6時間目を使って、3年生は薬物乱用防止教室を行いました。5時間目は、学校の薬剤師さんから講習を受け、6時間目に振り返りを各教室で行いました。1年生の頃から年に1度ずつ行われてきたこの授業も、最後となりました。
1年生、2年生と薬物がいかに恐ろしいものであるか、映像やサンプルの薬物を見ること、元警察の方から話を聞くことをして学んできたと思います。3年生では薬物の効果や、使用したらどんなことがこの先の人生で待っているのかをより詳しく知ることができたと思います。
薬物が忍び寄る背景には、いつも自分の心の弱さが関係していることも同時に学ぶことができたのではないでしょうか。
誰にでも、心が不安定なときはあるものです。そんなときはどうしたらいいのでしょうか。薬物を乱用することや、自分を傷つけることなく、そんな時期を乗り越えていく方法を自分の中に持っていたいものです。
どうしても心が沈んでいるときは、マイナスな思考になり、自分がこの世でひとりぼっちであるかのような考え方になりがちです。あなたは、自分からひとりぼっちになる環境を作り出してはいませんか?本当は自分のことを心配してくれている人の存在に気づいているのに、気付かないふりをしていませんか?つまらない意地を張って、周りを排除していませんか?
心が沈んでいるときこそ、勇気をもって顔を上げてみてください。そうすると、失ってはいけないものや、人がいることに気付きます。そして、自分に向けた温かい言葉がたくさんあることにも気づきます。下を向いているときには、手を差し伸べてくれている人が必ずいるものです。ぜひ、自分に素直になって、その手を握ってください。
自分を大切に、人を大切にして、幸せな人生を送ってください。
