夏休みが明けてしまいました。やっと明けました。どちらがあなたの気持ちに合いますか?全員に同じ時間が流れたのに、感じ方が違うのは過ごし方の違いがあるからでしょう。一人でも多くの生徒のみなさんが充実した日々を送っていてくれていたら嬉しく思います。
さて、昨日は朝礼がありました。「無事でよかった。何事もなく夏休みを終えることができ、嬉しく思います。9月から本校に新しい仲間が2名増えます。新しく通い始める学校に登校する気持ちになって接してあげてほしいです。」と校長先生から話がありました。昨年から、校長先生の言う言葉には一貫性があります。『人を大切に』もう、誰もが分かっている本校のスローガンです。
『人を大切に』この言葉の意味を考えると、沼にはまります。今日ぐらい一緒にはまってみませんか?少し私なりに考えてみました。人を大切にするためにはどういう考え方をしてみたらいいのか。【人】のあとの助詞を変えて考えてみましょう。
【人】をよく見る
【人】に興味をもつ
【人】の想いに立つ
【人】で感動する
【人】から学ぶ意欲をもつ
【人】を好きになる
他に何か思いついた人がいますか?「人を大切に」自分の思う大切にするという行為が、時にはありがた迷惑になっている。なんていうこともあります。この場合は、その人の本質まで見ることができず、いつの間にか自分本位になっている場合が少なくありません。私がもう一つ紹介したい【人】のあとの言葉は、【人】と共に生きている。ということです。一人ではないということを忘れなければ、必然的に、人を大切に思えてくるのではないかと思います。みなさんはどんな考えをもちましたか。そして、一番言いたいのは、今の自分がどんな【人】なのかということです。
人を見て、人から学び、人に興味をもち始め、人を好きになっていくことで、人の行動に感動する。そういった行動から、人の想いに立つことができてくる。私は人と共に生きているんだと感じ、人を今以上に大切にすることができる。一人一人が生きている。
どうですか?人を大切にするというのは、奥が深いと思いませんか。ぜひ一度考えてほしいと思います。少し深く考えることができたでしょうか?
昨日はそんな一つ一つの命を救うため、防災訓練を行いました。生徒は震災を想定し、体育館まで避難しました。その後、保護者の方が生徒を迎えに来て、迅速に引き渡していく練習です。多くの方に参加いただきました。
本番を意識して避難訓練を行い、生徒も一生懸命避難することができました。自分で自分の命を、自分が他人の命を、他人が自分の命を救うことのできる集団でありたいと感じました。本当にありがとうございました。