先生になって3年目のときの話です。担任をしていた5年生の子が誕生日を迎えたので、先生は「おめでとう。誕生日プレゼントは何をもらったの?」と何気なく尋ねました。するとその子は「プレゼントはもらっていない。ぼくの家は、誕生日にお母さんやお父さんにお礼を言うんだ。」と言いました。誕生日は、お母さんがお腹を痛めて自分をこの世に誕生させてくれた記念の日ですね。だから、お父さんやお母さんをはじめ自分が今までお世話になった人に感謝する日でもあるというのです。「誕生日、おめでとう。」だけじゃなくて、「誕生日、ありがとう」という言葉もあるんですね。みなさんは、今でこそ一人で何でもできますが、生まれてからしばらくの間は、家族をはじめ、いろいろな人の世話になって生きてきました。だから、いろいろな人に支えられて生きていることを忘れないでください。
