避難訓練と防災体験を実施しました。55年前の伊勢湾台風以後、この地方は大きな自然災害に襲われずにいます。こうして避難訓練はするものの、先生に指示されてなんとなくやっているだけで、本当の意味での危機感は薄いのが現状でしょうか。しかし、2011年、東北地方を襲った大地震と津波による目を覆いたくなるような、まるで地獄を見ているような惨状を目の当たりにして皆、自然災害の恐ろしさを改めて知りました。
さて、多くの犠牲者を出した東日本大震災でしたが、岩手県釜石市内の小中学校では、全児童・生徒計約3千人が即座に避難し、生存率99・8%という素晴らしい成果を挙げました。後にこれを「釜石の奇跡」と呼ぶようになったそうですが、どうしてこれほどまでに犠牲者を出さずに済んだか。それは、一人一人が刻一刻と変わる状況をみて、その場で判断して避難をするという意識を大切にした避難訓練を積み重ねてきた成果だそうです。実際に、大人が付き添っていない小学生たちが、事前に決められていた避難場所から、自分たちの判断で、さらに高い場所へ避難して難を逃れたということもあったという報道もありました。ぜひ、こうした機会に、避難訓練の大切さを考え直してみたいものです。