担任の先生の振り返り(先生たちにも「計画表」や「週の振り返り」があるのです)を見ていたところ、「子どもたち一人一人は心の優しい子ばかりだが、言葉が足りずトラブルになってしまう」という記述に出会い、その通りだなあと思いました。トラブルが起きた際に、それぞれの子どもたちの話を聞くと、気持ちが相手に伝わっていなかったり、誤解をされていたりすることが発端だったりすることが、よくあります。うまく伝えられずに手が出てしまうこともあります。子どもたちの言葉を増やすことや、子どもたちが言葉を探している間、聞き手である大人が待つことは、とても大事なのだと感じます。
トラブルが起きたとき、指導の最後には「今度また同じようなことがあったら、どうする?」と子どもたちに問いかけ、「お友達にこう言う」と、自分なりの言葉や解決につながる行動を見つけさせるようにしています。いくつもの「困った」を先生や仲間たちと一緒に越えて、自分で乗り越える力をつけていってほしいと思います。