午前８時を過ぎて、電話がなると、ドキッとします。
　欠席や遅刻の連絡は、もっと早い時間にあります。
　だから・・・
　交通事故の通報かな？
　苦情の電話かな？
　ドキドキします。
　こうした電話は、教頭先生が受話器をとることになっています。

　今朝も、さっと、教頭先生が受話器に手を伸ばしました。
　すると・・・
　「あっ、そうですか・・・」
　これの繰り返しです。声も元気がありません。
　「何かあったのか？」
　まわりの先生たちの表情がくもります。
　結構長い時間です。
　ようやく電話が終わりました。
　「何か、あったの？」
　「いえ、地域の方から、お褒めの電話でした」
　「えっ、そうなの？！」

　美中生が、毎朝、元気よくあいさつをしてくれるそうです。
　自分の心が沈んでいるときは、元気をもらえるそうです。
　うれしい気持ちでいっぱいだそうです。
　そして、それを伝えたくて・・・

　職員室の表情が、笑顔に変わりました。
　それにしても、教頭先生・・・
　うれしい話は、笑顔で、会話してほしいものです。
　※朝の打ち合わせでは・・・
　　笑顔をもって、教頭先生が先生たちへ伝えました。