登校の朝。いつもと違う空気。
今年度,二回目の雪。白い世界はいつもと違う空気をつくっていた。自転車小屋にうっすらと白い雪。その雪に足をすくわれ,「きゃー」と体勢を崩す。近くの子が手を差し伸べ,けがにはいたらなかった。自転車小屋は閑散としており,多くの子は歩いて登校。そろりそろりとかかとから歩きながら,やっとの思いで西館昇降口まで。ほっとしたのか上履きにかえる前に顔を見合わせ,『私,雪初心者ですから』とその言葉に笑顔が咲いた。
三年生の自転車小屋は,竹ほうきとブラシが音楽を奏でている。3年生の先生方が登校する生徒が困らないように雪を掃いているのだ。
美和中の近くにある横断歩道。ここがあぶないと2人の先生方が待機。登校してくる一人ひとりの生徒に呼びかけている。「登校するまでに3回転びました」「横断歩道で転びました」とか,雪の朝が教えてくれた気をつけて行動することを私たちは多く学ぶことができた。