1年生が取り組んでいる木工は
削りが終わり、ついに組み立てに入りました。
仮組み立て、くぎを打つ位置のけがきを終え、四つ目ぎりで下穴をあけます。
初めは時間がかかりましたが、手を真っ赤にしながら取り組むうちに、コツをつかんできました。速い人は3秒で厚さ15ミリの木材を貫通する穴をあけることができるようになりました。

下穴をあけ終わるといよいよくぎ接合です。
木工用ボンドと32ミリのくぎを使って組み立てていきます。
げんのうをよく見ると、平らな面と曲面がありますね。最初は平らな面で、最後は材面に傷が付かないように曲面で打っていきます。

最終工程は表面処理です。
今回は塗装をせず、桧(ひのき)の色や香りを味わえる製品に仕上げます。
研磨紙で磨き、表面をつるつるにして完成です!

約半年間を費やし、やっと完成です。
しかし、本立てやCDラック、マガジンラックなど、製作した製品はホームセンターや百円ショップなどに売っています。
ではなぜ簡単に手に入るものを、技術の授業では手作業で1からつくったのでしょうか。
答えは最後の授業で考えていきましょう。