金曜日の5時間目。いくつかの教室では道徳の授業をしていました。
4年生のある教室では、道徳の教材を読んで「(教材の)学級ではなぜいじめが起きてしまったのか」「問題点は何か」を話し合っていました。小グループでの意見交流のあと、次々と手が挙がり、それぞれの意見を聞き合いました。
3年生の教室では「友達と意見が違うとき、自分ならどうするか」を考えました。「仲が悪くならないようにガマンする」「絶交する」
「絶交は最後だよねえ、関係が終わっちゃう」と声をかけると「じゃあ、ジャンケン」「自分の理由を説明して、相手の言うことも聞いてみる」といろいろな意見が出ていました。「こんな言い方はどうかな」と発表してくれる子もいました。
教室の中で、通学団の登下校で、習い事で…子どもたちの交友関係が広がるとき、いろいろな摩擦も起こります。数年後には自分の力で社会に出る彼等にとって、そんなときにどう対応するか、いろいろな手段を知っておくことはとても大事です。人間関係に悩む中で、子どもたちが、自分の気持ちを伝える力や相手を理解しようとする力、他の誰かに助けを求める力を、日々身に付けているのを感じます。